Zotero 7–9 日本語ガイド:英語論文PDFの2段組・LaTeX数式保持翻訳と縦書き古典籍・くずし字OCR
本ガイドでは、Zotero 7–9 用オープンソース拡張機能 zotero-geyi-translator を用いて、英語・多言語の学術論文PDFをレイアウトや数式を崩さずに日本語へ翻訳する手順、および縦書き古典籍・くずし字史料のOCR処理ワークフローを解説します。
1. Zotero 7–9 での2段組論文PDF・LaTeX数式保持翻訳ワークフロー
IEEE・ACM・Springer・Elsevier・arXiv などの2段組PDFを翻訳する際、数式や図表番号・脚注が崩れる問題を防ぐため、プラグインは以下の処理を行います。
- Zoteroからのワンクリック送信:Zoteroライブラリ内の論文アイテムまたは添付PDFを右クリックし、「格訳で翻訳」を選択します(設定手順の詳細は Zotero プラグイン公式ガイド を参照)。
- インライン・ディスプレイ LaTeX 数式の完全保持:数式ブロックや化学構造式・図表キャプションの位置を維持したまま本文を自然な日本語へ翻訳し、完了後に
{元ファイル名}_Translated by Geyi (Bilingual).pdfとして元のZoteroアイテム直下に自動添付します。 - 100〜500ページの洋書・学術専門書の一括処理:100ページ以上の専門書PDFは自動的に長編書籍パイプラインへ振り分けられ、全章にわたって専門用語を統一したまま翻訳されます。
2. 縦書き漢籍・古文書・くずし字史料の AI OCR と現代語対訳
国立国会図書館デジタルコレクションや大学図書館・文書館が所蔵するスキャン済み史料(縦書きの古典籍、くずし字、変体仮名、旧字体ドキュメント)を扱う場合:
- 縦書き・くずし字専用パイプライン:文字の縦組み順序や段組構造を保持したままテキスト認識と翻訳を行うには、縦書き日本語・古典籍翻訳ページ を利用します。
- 歴史アーカイブ・古文書抽出:かすれや裏写りのある古文書スキャン画像から検索可能なテキストや構造化 Markdown を抽出する場合は、歴史アーカイブ・古文書OCR案内 および 格訳 (Geyi.net) 日本語ポータル から実行できます。